こんにちは。
私自身、眼瞼痙攣の患者であり、当初は「ぎゅっと目をつぶってしまう」「光が眩しすぎる」などの症状により外出ができないほどの状態でした。
ただ、「眼瞼痙攣に効く」と見たり聞いたりした情報はできる限り試すことで、今では周囲からみると眼瞼痙攣とわからないレベルにまで回復しつつあります。
詳しいプロフィールはこちらに記載していますので参考にしてみてください。
ここでは、「1日のうち(朝・昼・夜)で眼瞼痙攣の症状がどう変化する傾向にあるか」ということについて、私自身の経験を記載させていただきます。
あなたの治療の何かに役立てればと思います。なお、私自身の経験の中で眼瞼痙攣の回復に特に効いたと感じたものをこちらにまとめていますので、参考にしてみてください。
目次
眼瞼痙攣は朝が一番ひどくなりやすい(私の場合)
私の場合は、起きてから数時間が最も眼瞼痙攣の症状がひどくなりやすいと感じています。
私は以下のような理由があると考えています。
①目や顔が浮腫んでいる
②朝起きてから昼にかけて徐々に交感神経(体を活発にする神経)が優位になる
③眼瞼痙攣だと心の乱れが大きくなりやすく、質の良い睡眠が得られていない
一つずつ確認していきましょう。
目や顔が浮腫んでいる
これは眼瞼痙攣の患者だけでなく、誰しもがあてはまることといえます。目が腫れぼったくなっていれば、もちろん目が開けにくくなりますよね。
ただ眼瞼痙攣を患っている場合、「元から目を開けられないような状況に拍車がかかる」ために、ほとんど目が開かないようなレベルになってしまうことがあるのだと思います。す。
後に私なりの対処方法を解説しているため、参考にしてみてください。
朝起きてから昼にかけて徐々に交感神経(体を活発にする神経)が優位になる
なお、朝は起きたばかりであるため、副交感神経(リラックスしている神経)が優位となっています。そのためこちらの観点から考えても、誰であっても少なからず朝は目が開けにくいものといえます。
ただ、上にて記載したように、眼瞼痙攣の患者であれば「元から目がかなり明けにくい」状態に陥っているため、余計にダメージを受けやすくなっているわけです。
眼瞼痙攣だと心の乱れが大きくなりやすく、質の良い睡眠が得られていない
なお、眼瞼痙攣の患者であればわかると思いますが、その症状は身体的にも精神的にもかなりきついものがあると思います。これは、眼瞼痙攣という病気になったことのない方には、理解が難しいことは間違いないです。周囲からすると、良くわからない部分も非常に多くあるといえます。
結局のところ、「メンタル面での悪影響が眼瞼痙攣で一番きつい」と、私は考えています。
そして、精神的に弱っている場合、睡眠の質にかなりの悪影響を与えます。結果として、寝起きの状態が悪く、朝になると眼瞼痙攣の調子が悪くなっていることが多いのだと思います。
こちらも別途ページに記載していますが、長期的に精神面のケアを行うことが非常に大事と私自身は考えています。
・良い言葉、元気がでる言葉にたくさん触れて、眼瞼痙攣を改善していこう
・眼瞼痙攣では精神面のケアが最も大切
朝の眼瞼痙攣の調子を上げる対処方法
このような理由によって、朝の眼瞼痙攣の調子が悪くなりやすいのだと思います。
ただ調子が悪ければ、「何かしらの対策をとれば必ず良くなる」と前向きにとらえることも時には大事と思います(もちろん無理しない範囲でです)。
私自身は以下のような項目を実際に行うようにして、徐々に眼瞼痙攣の調子が良くなっていっています。なお、これらを行うことで「自分はよくやった」と思うことでのプラシーボ効果(思い込み効果)も得られているのではないかなとも考えています。
もし、あなたに合いそうな方法がありましたら試してみてください。
朝にシャワーを浴び、目の周りのマッサージをする
身体的にも、精神的もあまり良くない状態になっている場合には、シャワーを浴びることがおすすめです。
私の場合は完全に習慣になっており、毎日朝に浴びています。
朝嫌な気持ちで起きてしまったときなどには特におすすめであり、シャワーを浴びる事で「気持ちいい」と感じ、その嫌な気持ち自体も洗い流されるような気持ちになります。
同時にある程度水圧が強く、暖かいシャワーを目や顔の周りに当てることで、筋肉がほぐれ、血行が良くなります。すると、むくみがとれ、ある程度の目の開きを解消することができるといえます。
このように精神的にも身体的にもスッキリできやすいので朝シャワーを試してみてください。
なお、時間に余裕が無いような場合でシャワーを無理に浴びようとすると、余計に心に余裕が無くなってしまうため、無理はしないようにしましょう。
寝過ぎず、遅くても8時半までに起きる
なお、私の場合は「寝過ぎる」と間違いなく、体の調子が崩れます。連動して眼瞼痙攣の状態も悪化する傾向にあります。特に朝の8時半を過ぎた程度に起床した時は、たいていだるさが残っていることが多いです。
かつ、寝過ぎた場合は目や顔のむくみがひどいケースがほとんどであるので、私自身は毎日8時付近までには起床するように心がけています。
なお、勤めている方の場合では、勤務の日と休日の日のリズムを崩さないようにした方がいいといえます(私自身も会社勤務であり、出来る限りそう同じ起床時間、就寝時間になるよう心掛けています)。
漢方薬の抑肝散を朝に飲む
また、こちらで「眼瞼痙攣には漢方の抑肝散がおすすめ」ということを記載していますが、朝に一度抑肝散を飲むとその日の眼瞼痙攣の調子が良くなることが多いです。
そのため、眼瞼痙攣の患者さんで抑肝散を飲んだことが無い方は一度飲むことをおすすめします。眼瞼痙攣の症状を完全に抑えるとまではいかないまでも、「イライラや不安感」はかなり消すことができると私は感じます。
私の場合は以下のツムラの54番などを良く飲んでいます。
眼瞼痙攣用クリームのアイアクトを塗る
また、眼瞼痙攣用クリーム(ジェルのようなもの)としてアイアクトという製品を塗ることでも、眼瞼痙攣の症状が大きく改善すると私は感じています。
以下のような製品です。
おそらく軽度~中程度の眼瞼痙攣の方であれば、塗ることで楽になると思います。使用方法は、朝に1、2回程度(1日では3~5回程度)、アイアクトを指に取り、周りからおでこ、眼瞼痙攣特有の眉間にしわを寄せてしまう部分などに塗っていくのです。
簡単に言うとアイアクトとは「ボトックスよりも効果が弱いが、手軽に使用できるようなクリーム」と考えていただければいいです。
私自身、苦手な人と対面して話したり、皆の前で発言するような場面では緊張し、必ずと言っていいほど、眼瞼痙攣の症状がひどくなっていました。このような状況になる30分程度前にこのアイアクトを塗ることを心がけています。眼瞼痙攣の症状が緩和されるためです。
プラシーボ効果(思い込み効果)の部分もあるかもしれないですが、実際に私自身はかなり良くなります。抑肝散や糖質オフなど「私が眼瞼痙攣の回復に効いた」と感じる対処と同等レベルでおすすめできるものといえます。
糖質オフ(糖質の摂取量を控える)を心掛ける
なお、意外に思われることもあるかもしれないですが、糖質オフをすると眼瞼痙攣の症状も良くなる傾向にあると私は実感しています。
詳しくは別途「私の場合、糖質オフは眼瞼痙攣の改善に効果的」のページに記載していますので、参考にしてみてください。
そして、結論としては高血糖状態が続くとかなりの割合で「鬱気味になる」「感情が不安定になる」ことを実感しています。糖質オフを本格的にやったことが無い方が多いためあまり信じてもらえないことが多いですが、糖質オフをすると「鬱気質が改善する」「より穏やかでいられる時間が増える」と私は強く感じています。
なお、精神状態と眼瞼痙攣の症状は私の場合は相関関係があるため、糖質オフで精神状態が安定でいられると、眼瞼痙攣の症状も軽くなるわけです。
よって、朝における眼瞼痙攣の症状が出やすいときであっても、その症状が緩和される方向に向かうといえます。
こちらも試したことが無い方は一度チャレンジしてみるのがおすすめです。
昼や夜であっても眼瞼痙攣の調子が悪くなることもある
なお、昼や夜であっても調子があまり良くなければ、眼瞼痙攣の症状が悪化することも多々あります。
昼であれば「光の眩しさをより感じやすくなる」、夜であれば「疲れが出ているため目がより開けにくい」などが起こるケースもあるのです。私の場合は、傾向として「朝が調子悪いことが多い」と感じているといえます。
そのため、どんな時間帯であっても眼瞼痙攣の調子が悪くなったら、まずは「無理しない」ことを徹底しましょう。
また、朝に限らず眼瞼痙攣の回復に特に効果があったことはこちらに記載していますので、参考にしてみてください。
自分自身の眼瞼痙攣が悪化しやすい状況を把握することで、眼瞼痙攣の回復に徐々につなげていきましょう。