眼瞼痙攣と食品

眼瞼痙攣には漢方の抑肝散が効くのか?

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こんにちは。

私自身特にひどい眼瞼痙攣だったのですが(おそらく向精神薬の影響)、「断薬」「健康にいいといわれることを徹底的に取り入れる」「漢方薬を飲む(主に抑肝散)」「東洋医学を取り入れる」などによって、かなり軽減することができています。

今では周囲からみたら、眼瞼痙攣とあまりわからないほどに良くなっているといえます。

プロフィールをこちらに記載していますので、参考にしてみてください。

中でも、私の場合は「漢方の抑肝散」を飲むことでかなり症状が緩和されたと感じており、この抑肝散の眼瞼痙攣への効果について共有させていただきます。

なお、眼瞼痙攣の回復に特に効果を感じた方法はこちらでまとめているため参考にしてみてください。

目次

そもそも抑肝散とはどのような漢方なのか?

抑肝散とは主に怒りであったり、ストレス、イライラ、緊張した状態を緩和し、リラックスした状態にすることができる漢方です。自律神経を整えることができる漢方ともいえます

私の場合の眼瞼痙攣は、主に心因性・薬害性(精神的な薬)の影響が強いと感じており、心の状態が不安になったり、イライラしたりすると、症状が悪化する傾向にあります。

このような場面で抑肝散を飲むとだいぶ心が落ちつきます。本当に気の高ぶりや不安感が収まりますので、一度試してみることがおすすめします(なお、私自身が依然飲んでいた向精神薬(ジプレキサ、リスパダールあたり)はかなり相性が悪く、気分も上がらず、眼瞼痙攣も悪化しがちでした・・・)。

結果として、抑肝散を飲むと眼瞼痙攣の症状も比較的改善されると私は感じています

ちなみに、私が飲んでいる漢方である抑肝散はツムラの54番(以下写真)やクラシエの製品です。

ドラッグストアなどで販売されているアロパノール内服液などもこの抑肝散が含まれており、同じ効用があるようですね。

抑肝散の効果について(即効性、持続時間、頻度など)

抑肝散の即効性

なお、このような抑肝散ですが飲んでから30分もすると効果が出てくると感じています。なかなか即効性があるともいえます。

また、飲んでからの持続時間はおおよそ3時間程度といえるでしょう。もちろん、精神状態にもよって効果は異なるので、「気分が特に沈みがちなとき」など、あなた自身が合う「飲むタイミング」を見つけるといいです。

抑肝散の摂取量(過剰摂取は避ける)

推奨摂取量としては、1日3回、1回あたり1袋(2.5g)です。ただ、私の場合は調子に合わせて、眼瞼痙攣の調子が悪いときに飲むというようにしています。

ここで、「たくさん飲むとより落ち着けるかも」と考えるケースもあるかもしれないですが、過剰摂取はやめてください。摂り過ぎでは効果はそれほど変化しないだけでなく、後に解説する副作用の症状が発生する場合があります。

ただ、私自身も含め、家族も服用していますが(家族は眼瞼痙攣ではなく、イライラの抑制等の目的で)5年ほど飲んできて副作用が出たことはないです。

摂取すべき時間帯

また、漢方薬全般にいえることですが、抑肝散の服用の時間帯としては、食間です。つまり、食事と食事の間の時間帯に抑肝散を服用することでその効果を高めることができます。

抑肝散の過剰摂取による副作用

私自身感じたことはない、副作用ですが念のため記載させていただきます。

・倦怠感や眠気

・食欲不振

・かゆみ

・発疹

・低カリウム障害

などが起こるケースもあるのです。

特に、低カリウム血症の方は症状を悪化させるリスクがあるため、医師と相談した上で、きちんと上述の摂取量を守って飲むといいです。

抑肝散による低カリウム血症

抑肝散はグルタミン酸系やセロトニン系などの神経伝達に対する調整作用が示唆されており、現在、認知症の周辺症状である幻覚や妄想、焦燥感などに、神経興奮を抑制する目的で多く処方されています。また、配合生薬の釣藤鈎には、アルツハイマー病における神経細胞死の原因と考えられている、アミロイド蛋白の凝集抑制作用も示唆されています。 必然的に対象患者が高齢者となり、低体重の患者に1日3回漫然と投与されることも多く見受けられます。また、在宅患者では定期的な採血が行なわれていないケースも多く低カリウム血症に気付きにくい点にも注意が必要です。定期的にカリウムチェックを行ない、症状に応じて必要最低限の量で投与していくことが望ましいと思われます

民医連HPより引用

ただ、臨床試験における副作用の発生は多くても5%以下であり、また抑肝散の服用が直接的に影響しているかどうかわかっていません。

眼瞼痙攣によって併発する肩こりや首のこりの改善にもいい

眼瞼痙攣の症状についてはこちらで解説していますが、併発する症状として「顔面のこわばり」「肩こり」「首のこり」などがあげられます。

これは眼瞼痙攣で目が動かしにくくなっているため、周辺の筋肉を過剰に使用することになっているために起こるのです。眼輪筋や顔面の筋肉がこわばると、つながっている首や肩の筋肉までも凝ってしまいます。

このような状況に対しても抑肝散は有効であり、服用すると、筋肉などのひきつり、こわばりが緩和されるように感じます

そのため、神経的な状態を整えるだけではなく、そこから併発する「こわばる」症状も緩和できるのが抑肝散と私自身は強く思っています。

肩こり・首のこりと眼瞼痙攣の症状が強い場合は以下のような、低周波治療器で外側からのケアも加えて行うとより効果が高まると感じています(私自身が何か行動することで、治っているという実感を得たいのかもしれません)。

まとめ

ここでは、眼瞼痙攣の私は漢方の抑肝散の服用すると症状が改善したという効果について解説しました。

抑肝散は神経の高ぶりや不安を緩和してくれる漢方薬であり、この心を安定化する作用によって、眼瞼痙攣の症状を改善させてくれます。なお、抑肝散は多くの会社から出ていますが、基本的に成分は同じであり、私はツムラかクラシエの製品の服用経験があります。

神経的な面だけでなく、眼瞼痙攣の併発症状である肩こりや首のこりの改善も見込めます(私にはよく合っていました)。

このような経験があるため、眼瞼痙攣の方は一度この漢方を使用みるといいです。

やっかいな症状が多い眼瞼痙攣ですが、さまざまな対処を行い、改善させていきましょう。